名古屋・ボトムラインで行われたSKE48『初めての課外授業』に行って、さきほど東京に戻ってきました。

【セットリスト】

M01 「10年桜」(チームS)
M02 「PARTYが始まるよ」(チームS)
M03 「チャイムはLOVE SONG」(チームS)
M04 「ロマンスロケット」(チームS)
----MC----(チームS自己紹介)
M05 「ウィンブルドンへ連れて行って」(高井、矢神、森)
M06 「キスはだめよ」(中西、松下、山下)
M07 「クラスメイト」(大矢、高井、平松、玲奈、矢神)
M08 「この胸のバーコード」(小野、高田、出口)
M09 「チョコの行方」(大矢、平田、平松、新海)
----MC----(チームKII自己紹介)
M10 「スカート、ひらり」(小野、桑原、新海、高田、珠理奈)
M11 「雨のピアニスト」(玲奈、松下、山下)
M12 「Glory days」(桑原、中西、珠理奈)
M13 「会いたかった」(チームKII)
M14 「桜の花びらたち」(チームKII)
M15 「ロープの友情」(チームS。以下“S”)
M16 「Innocence」(S)
M17 「恋の傾向と対策」(S)
M18 「SKE48」(チームKII)
M19 「Dear my teacher」(S)
M20 「火曜日の夜、水曜日の朝」(S)
M21 「手をつなぎながら」(S)
----ENCORE----
M22 「僕らの風」(S)
M23 「大声ダイヤモンド」(S)
----MC----blog.scramble-egg.com
M24 「遠くにいても」(S、S研究生計20人)

【トピックス】

・SKE48の2期生22名による初パフォーマンス披露
・チームKII公演は6月13日(土)スタート。16人の選抜メンバーは25日にSKE48オフィシャルサイトで発表する予定
・「SKE48通信第1号」(タブロイド新聞。カラー4ページ)を無料配布
・2009年7月30日(木)に名古屋ダイヤモンドホール(キャパ1000人以上)で結成一周年記念公演開催決定
・S「手をつなぎながら」公演が6月中にユニットシャッフルされることが発表。
・公演後にKII含め出演全員メンバーとハイタッチ

【SKE48 2009年6月スケジュール】(「SKE48通信」第1号より)

6/1(月) 18:45 S
6/3(水) 18:45 S
6/6、6/7(チームS AKB48劇場公演)
6/13(土) 15:00 KII初日
6/14(日) 12:00/15:00/18:00 S
6/15(月) 18:45 KII
6/17(水) 18:45 S
6/21(日) 12:00/15:00 KII
6/22(月) 18:45 S
6/24(水) 18:45 KII
6/28(日) 12:00/15:00/18:00 S
6/29(月) 18:45 KII

【感想】

以下はあくまでも私の個人的な感想です。世論形成するつもりはないことをあらかじめおことわりしておきます。

『手をつなぎながら』公演の完成度の高さに曲順をシャッフルすることへの若干の不安はあったものの、その不安は全く的外れでした。

最初の全体曲4曲のメンバーの気合の入り方はただごとではなかったように感じました。鬼気迫るものがありました。今から宇宙に飛び出していきそうな弾ける躍動感、抑えきれないパワー、キレのあるダンス、これは最初に日比谷野音で目の当たりにした「SKE48が持っているSKE48にしかないパワー」だと思います。涙が出そうになりました。これは残念なことにAKB48では見ることができないんです。

『PARTYが始まるよ』公演の演目にしても、しばらくAKB48で見ていないというのもあるかもしれませんが、すでにSKE48のメンバーたちが完全に自分たちの持ち歌として消化していることがこの日のライブでよくわかりました。

曲が進んでいくごとに“高まる”感覚を持ったのはものすごく久しぶりかもしれません。AKB48の昔、どこかでは感じたのですが……。

で、ここで思ったんですが、もうSKE48をAKB48と比べて論じることに、ある種の虚しさを感じるようになりました。

もうすでにSKE48(チームS)はチームBを越え、チームAやチームKと比肩するレベルまで来ていると個人的には感じていて、それを声を大にすること自体が意味のないように思えてきたからです。

私がSKE48を絶賛したからといって、わかっている人にはもとからわかっているわけだし、わかっていない人には全く通じない(見てないから)わけで。AKB側(スタッフもファンも)としてはSKEは“別モノ”だと思っている節があったりもするわけです。SKE側はAKBをすでに目標ではなくライバルとして見ているというのに、です(これは私の主観的観測ですが)。

「わかっている人にはわかる」というのはAKB48の初期から見ていて、メンバーたちの日々成長していく姿やひたむきさを応援することを楽しみにしている人のことを指しているつもりです。そういう人は東京から交通費とチケット代を払ってまでもこの日、見に来ているはずです。その価値をわかっているから、その楽しみを今の秋葉原では味わうことができないかもしれないから……。

私自身はAKBもSKEも同じぐらい応援したいし好きなわけですから、どちらがどうという比較をしたいわけでなく、今のAKB48は今のSKE48に見習うところがとてもたくさんある、ということを知ってもらいたいだけのことなんです。だからAKB48に対して激励しているつもりがときに厳しく受け取られてしまうこともあるかもしれません。

本当はSKE48の今度の秋葉原の公演の1公演目をAKB48のメンバー有志と研究生や関係者を客席に集めたゲネプロにして、自分たちが今やっていることがいいのかどうかを確かめてもらいたいくらいにまで思ってるんです。そのぐらいしないとわかってもらえないし、そのぐらい値打ちのあることだと思うんですけどね。

本編最後の『手をつなぎながら』を聞いてて、この曲でデビューさせたいなと強く思いました。カップリングは「Innocence」か「ウィンブルドン」か「雨のピアニスト」がいいなぁ。

今後のSKE48のことを考えてみると、歴史的に見ると2つぐらいの問題がこれから降りかかってくるでしょう。

ひとつは、新メンバーが入ったことで、これがSKE48全体にとっていい方向に結びつけばいいですが、歴史的に見てそんな簡単に事が運ばないだろうことが予測されること。

もうひとつは、ファンが昔のAヲタ、Kヲタみたいな形で分裂・対立してしまわないかということです。

SKE48の客層はAKB48劇場に出入りするファンと比べてかなり若いですので、エネルギーはとってもあるのでそのエネルギーをなんとかいい方向に持っていってもらいたいものです。

チームK IIの初パフォーマンスですが、チームSと比較したらまだまだ全然ですが、AKB48の研究生よりはキビキビ動けてる感じはしました。個人的には8人ぐらいはマークしました。公演を見てからまたコメントしたいと思います。

今のSKE48の魅力は誰か一人が目立って良いとかではなく、SKE48として一人一人が一生懸命、一心不乱なぐらい踊っているところが感動を与えてくれてるような気がします。東京とは違うメンタリティやシステムで動いているわけですから秋葉原と比較することはすでにナンセンスなのでしょう。本当は秋葉原と栄の運営が情報交換しながら互いのいいところを学んで高めあっていってくれればいいんですけど、外部から見ているとあまりそういった様子も感じられないのがちょっと残念かも。

SKE48のキビキビした躍動感のある動き、これは本当に感動を与えてくれます。

「SKE48頑張れ!」と心から思いました。

AKB48も気合を入れて頑張ってほしいです。見てる側はAKBとSKEの垣根なんかないんですよ。楽しいもの、おもしろいもの、心地いいものが単純に好きで、その快楽を追求したいから遠いところまで“遠征”するんですから。