指原莉乃さんがHKT48に移籍したあとのチームH、2回目の出演となる2012年7月11日の公演を見てきましたので感想を残しておきます。1回目は関係者がとても多く、メンバーも浮き足立っているでしょうから、そこでの評価は早計と思い、2回目の出演となった昨日、見てきました。
今回は移籍の経緯等々はできるだけパフォーマンスの評価とは切り離して考えるようにしたうえで、HKT48の指原莉乃はどうだったか、今後のHKT48はどこに向かっていくのかなどについて、個人的に考えた点を述べていきます。
今回は移籍の経緯等々はできるだけパフォーマンスの評価とは切り離して考えるようにしたうえで、HKT48の指原莉乃はどうだったか、今後のHKT48はどこに向かっていくのかなどについて、個人的に考えた点を述べていきます。
なので、「客観的」「中立的」な考え方ではないです。あくまでもAKB48から48グループ全般を見てきた立場の視点で、できるだけ自分なりの冷静さを保ちながら書いていきます。
生まれた時間は変えられないのエントリーで書いたのですが、私は指原さんの劇場デビューもHKT48の立ち上げも見ているので、その視点でしか書くことができないことはご了承ください。見る人によって意見も当然違うものなので、同意を求めるために書いているわけでもないと思ってください。
指原さんは今回の「手をつなぎながら」公演では今のところ全体曲とMCにしか出演していません。その全体曲の出演の仕方も、特定の誰かのポジションをやるのではなく、曲によって誰かのポジションに指原さんが替わって出演している方法を取っています。
これは指原さんが移籍することでチームHのメンバーの誰か一人が出演ポジションを弾き飛ばされて出演できなくなってしまうのを避けたいという運営なりの配慮だろうと考えます。
とはいえ、前からいたチームHのメンバーは全員ではないにせよ、全体曲の1曲の出演の機会がなくなってしまうことから、以前から見てきたHKTファンにとっては簡単に承服できるものでもないでしょう。
前半4曲のパフォーマンスについて言うと、振りはちゃんと入っているのでパフォーマンスにおいて問題はなかったです。
ただ……ただ、……
やはり若々しさというかフレッシュさというか、初期のSKEチームS手つなが始まったときや、HKT48研究生、HKT48チームHが始まったときの初々しさや希望に満ちあふれた感じが、指原さんが移籍加入したことで薄まってきたことは否めないです。
それは最初から覚悟されていたことでしょうし、彼女も彼女なりに精一杯やっているようですので、責めても仕方ないことだし、AKBや芸能界の荒波に揉まれてきた証でもあるので、「貫禄」みたいなものは出てきて当然だとは思うんですよね。
指原さん本人も年の差や若さ、パワーの差を気づきながらできる限り追いついていこうとしている姿勢は高く評価しています。年の離れたお姉さんが、できるだけお姉さんぽく映らないように努力しているのもわかります。
ただ……ただ、……
やはりジェネレーションギャップがあることは否定できないです。それは年齢の差とかではなく、キャリアのジェネレーションギャップみたいなものです。
指原さんのパフォーマンスはチームAの華麗な振り付けの系統が身に付いてしまっていて、HKTが叩き上げてきたダンスパフォーマンスとはまだしっくりと合っていない感じでした。
「とにかく私たちは今、一生懸命やることしかできないから、目の前のパフォーマンスを一生懸命やる」というのがHKTなので、そのみなぎるエネルギーの渦(うず)の中に溶け込んでいるとは言えなかったです。
下半身のリズムの取り方がHKTの子とはっきり違うし、下半身のやわらかさ、しなやかさみたいなものが全然違うように見えました。ダンスの先生はこのことに当然気づいているはずですが、果たしてこれは直すべき点なのかどうかは迷うところでしょうから、今後どうなっていくかは運営と本人次第ということになるかと思います。
せっかくのチャンスだから基礎的なリズムの取り方からやり直してみたらいいと思うけど、それが指原さん本人の将来にとって、大人にとって将来的にプラスになるかどうかは微妙なところなのが私も強く言えないところです。
ただ、指原さん移籍前のHKTが好きで見てきたファンにとっては複雑な心境であることは間違いないでしょう。
指原さん移籍によってチケットが当たりづらくなっていることはおそらく間違いのないことでしょう。「とにかく1回見てみたい」という方がずいぶん増えてきているのではないかと。
この日の「遠方枠」に関しては80%以上がHKT48劇場初観戦の様子でした。
そして一般枠でもこの日、ステージから「初めての方?」との声かけに15〜20%近くが手を挙げていたように見えたので、前から見ている人にとってはあまり好ましいことではないかもしれません。
ただ、いわゆる「指原効果」でHKT48の知名度は抜群に上がってきているので、それは「善し」とするほかはないでしょう。このままHKTが「仲良し」なままゆっくりゆっくり成長する時間は与えられなかったということです。
初めて劇場に来た人が多かったせいか、声援もまばら、指原ファンもどこにいるのかわからないといった印象でした。劇場の空気はまだ暖まってないし、ひとつの大きなうねりになって響いていくという感じではないです。ただ、それが指原さんが移籍してくる前にどれだけ一体感があったかと言えば、そんなでもないとは思いますけど。
「Innocence」は抜群に良かったです。それだけを切り取ってどうのと言うつもりはなく、ただ単にパフォーマンスとして良かったです。ゆうこすポジなのでゆうこすファンは残念かもしれませんけど。
後半戦の曲を見てて思ったのですが、指原さんの骨が硬い感じがするというか、身体が大人になってしまっているから、SKEの曲は結構厳しいんじゃないかと思ったりもしました。
まあそれは姉妹グループ好きな視点なのであまり気にするようなことではないかもしれないですが、「郷に入れば郷に従え」ということもあって、松井珠理奈さん、渡辺美優紀さんがAKB48に兼任加入したことで違う種類のパフォーマンス技術を身につけていかなければいけないのと同様、指原さんにもそういう観点でHKT色には染まってほしいと個人的には思っています。もし、本気ならば、ね。
アンコール明け1曲目の「ロープの友情」とかも結構良くて、指原莉乃の原点とも言える「愛しのナターシャ」的ななりふり構わないパフォーマンスが少し見えていたので、まだ早計に「フレッシュさが足りない」といった評価を下してはいけないと思っています。
AKBのメドレーや「遠くにいても」も決して悪くはなく、少しずつHKTのメンバーや、HKTのファンとの距離を縮めようとしているところも見えますし、「指原莉乃が移籍したチームH」はこれからいろいろと変わっていかなきゃいけない気がしました。
何度もパフォーマンスしていくうちにある程度の答えを見つけていくしかないでしょう。
Google+を見てもわかるように、HKTのメンバーにとって指原さんは「頼りになるおもしろいお姉さん」なので、メンバーからの信頼は厚いような印象ですよね。いったい何を後輩たちに伝えてくれるのでしょうか。
まず教えてほしいのは、お客さんの一人一人の顔を見ることかなと思います。HKT48劇場は会場が広いのでステージから客席は全部見渡せるのですが、意外と一人一人の顔が見れてないような感じがずっとしていました。
この日、はっきりわかったのは、指原さんはちゃんと客席のファンの顔はしっかり見えてて歌っているということです。これはファンを増やしていくためには基本中の基本なんですけど、それができてない子が多かったので、それができるといいかなと。
そして前から課題となっているMCですね。ぐだぐたになってまとまりのないことが多いし、場の空気もよくつかめないまま半年も過ぎてしまったわけで、それでは新しいファンが増えていかないことも本人たちが積極的に気づくべきだったのだと思います。
指原さんはまだ遠慮はしていますが、場の空気を読んで機転を利かせたコメントを返すのは得意なので、そこの部分は先輩として自信を持ってHKTの個性を伸ばしてほしいなと強く思いました。
あーにゃ(村重杏奈)にはほとほと手を焼いて放置していたHKTのメンバーもさっしー加入によって新しいあーにゃの取り扱い方法を学ぶでしょうし、あーにゃがさらにバラエティ的に目立つことも、いい意味での「計算」も勉強してもらえるのではないかと思います。
「見逃した君たちへ2」のHKT48のパフォーマンスがあまりに良すぎて、もうこれ以上良いパフォーマンスができるのか、劇場でもできるのかというのもポイントのひとつではあるんですけど、同じところにとどまるわけにもいかないですから、TDCホールはさしおいて、劇場での感想を残しておきます。
劇場で見るのは4月以来で、そのときと明らかに変わった部分、とてもいい発見ができた部分は、穴井千尋さん、菅本裕子さん、研究生でしょうか。
穴井千尋さんが美人でかわいく変貌していたのには驚きました。髪型のせいもあるかもしれないですが、この変化はうれしかったです。また新たな武器をひとつ手に入れた感があります。
菅本裕子さんも以前よりもパフォーマンスがはるかに良くなっています。「最年長」の肩書きを奪われた(笑)せいなのかどうかはわからないですが、動きが良くなったし、MCも面白くなって、特に家族ネタの面白さは抜群です。
研究生のパフォーマンスもとても良くなっていてチームHとの差はほとんどなくなってきました。見ていてとても微笑ましいし頼りがいがある感じです。応援したくなります。必ず報われてほしいです。
この日は宮脇咲良さん、谷口愛理さんが休演のため、あおいたんとのウィンブルドンは見られないのはとても残念でした。アンダーに誰がやっていても、あの3人以外ではもう考えられなくなっているほど、ウィンブルドンはひとつの完成型というか頂点になっているので、まだご覧になれていない方はこの3人のウィンブルドン、一度は見てほしいと思います。
しなもん(下野由貴さん)もこの日で復活。復活前と変わらないパフォーマンスを見せてくれました。
やっぱり咲良ちゃんの存在感はただごとではないと思いました。そして、ちょりは安定して良いです。
Glory days(下野由貴、兒玉遥、村重杏奈)BD:江藤彩也香、松岡菜摘、今田美奈、本村碧唯、仲西彩佳、森保まどか
この胸のバーコード(穴井千尋、菅本裕子、中西智代梨)
ウィンブルドンへ連れて行って(植木南央=黄、村重杏奈=ピンク、本村碧唯=青)
雨のピアニスト(熊沢世莉奈、松岡菜摘、森保まどか)
チョコの行方(菅本裕子、植木南央、古森結衣、中西智代梨)
出演:穴井千尋、植木南央、熊沢世莉奈、兒玉遥、古森結衣、指原莉乃、下野由貴、菅本裕子、中西智代梨、松岡菜摘、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか、今田美奈、江藤彩也香、仲西彩佳、深川舞子
指原さんのポジションは私には正直わからなかったので、メモリストさんの記事にリンクを張りますのでそちらでご確認ください。
【HKT48】 本日の「手をつなぎながら」公演 (2012/07/11)
私は2012年6月11日、チームAの千葉県市川市文化会館の「野中美郷、動く。〜47都道府県で会いましょう〜」を見ました。
結果的に指原さんのチームA全国ツアー出演はこれで最後になったと思われます。
で、「夕陽を見ているか」のときに指原さんは泣いてたんですよ。理由がよくわからない。何が起きたんだろう……ってずっと思っていました。
それは週刊誌に報道される3日ほど前のことで、あとからオールナイトニッポンで、リハーサルで何も吐いて悩んでいたのを大家志津香さんには気配を察して声をかけてもらった、と言ってましたが、まだ誰にも打ち明けられずに悩んでいた日だったのですね。
その歌詞の意味をかみしめながら、もうステージに出ることができないかもしれないという気持ちも重なって涙が出てきたのかもしれません。ほかの曲ではそういった気配もそぶりも何もなかったです。
あの曲の歌詞にあるように自分をどうやって肯定して生きていくかを考えていく日々を続けていくしかないでしょう。そして今、公演で歌われている「遠くにいても」でどんな思いで自分と向き合っていくのかというのを確認していく作業を続けていかなければならない。
そしてHKTを最強のグループにすると言うならば、精神年齢を3歳ぐらい引き下げ、もう一度リズムの取り方からパフォーマンスの取り組み方までHKTのやり方に従って組み立て直す努力は必須になってくるのではないかなと思いました。
以前からHKT48を応援してくれていたファンに認めてもらうためにはまだまだ成し遂げなければいけないことがたくさんあるし、時間もそれなりにかかるでしょう。
でもそれを乗り越えなければいけないのなら、どんな努力をしてでも乗り越えていくしかないでしょう。
ファンの気持ちがわかる人だけに心の隅では自分の痛さに後悔をしてもしきれないかもしれないですが、逆にファンの気持ちがわかるだけに、ファンに喜んでもらうことをHKTのメンバーには伝えていってもらいたいです。
どういう風に頑張っていくのかはパフォーマンスで見せてください。
私はステージのパフォーマンスで評価していきたいです。
生まれた時間は変えられないのエントリーで書いたのですが、私は指原さんの劇場デビューもHKT48の立ち上げも見ているので、その視点でしか書くことができないことはご了承ください。見る人によって意見も当然違うものなので、同意を求めるために書いているわけでもないと思ってください。
★前半4曲
指原さんは今回の「手をつなぎながら」公演では今のところ全体曲とMCにしか出演していません。その全体曲の出演の仕方も、特定の誰かのポジションをやるのではなく、曲によって誰かのポジションに指原さんが替わって出演している方法を取っています。
これは指原さんが移籍することでチームHのメンバーの誰か一人が出演ポジションを弾き飛ばされて出演できなくなってしまうのを避けたいという運営なりの配慮だろうと考えます。
とはいえ、前からいたチームHのメンバーは全員ではないにせよ、全体曲の1曲の出演の機会がなくなってしまうことから、以前から見てきたHKTファンにとっては簡単に承服できるものでもないでしょう。
前半4曲のパフォーマンスについて言うと、振りはちゃんと入っているのでパフォーマンスにおいて問題はなかったです。
ただ……ただ、……
やはり若々しさというかフレッシュさというか、初期のSKEチームS手つなが始まったときや、HKT48研究生、HKT48チームHが始まったときの初々しさや希望に満ちあふれた感じが、指原さんが移籍加入したことで薄まってきたことは否めないです。
それは最初から覚悟されていたことでしょうし、彼女も彼女なりに精一杯やっているようですので、責めても仕方ないことだし、AKBや芸能界の荒波に揉まれてきた証でもあるので、「貫禄」みたいなものは出てきて当然だとは思うんですよね。
指原さん本人も年の差や若さ、パワーの差を気づきながらできる限り追いついていこうとしている姿勢は高く評価しています。年の離れたお姉さんが、できるだけお姉さんぽく映らないように努力しているのもわかります。
ただ……ただ、……
やはりジェネレーションギャップがあることは否定できないです。それは年齢の差とかではなく、キャリアのジェネレーションギャップみたいなものです。
指原さんのパフォーマンスはチームAの華麗な振り付けの系統が身に付いてしまっていて、HKTが叩き上げてきたダンスパフォーマンスとはまだしっくりと合っていない感じでした。
「とにかく私たちは今、一生懸命やることしかできないから、目の前のパフォーマンスを一生懸命やる」というのがHKTなので、そのみなぎるエネルギーの渦(うず)の中に溶け込んでいるとは言えなかったです。
下半身のリズムの取り方がHKTの子とはっきり違うし、下半身のやわらかさ、しなやかさみたいなものが全然違うように見えました。ダンスの先生はこのことに当然気づいているはずですが、果たしてこれは直すべき点なのかどうかは迷うところでしょうから、今後どうなっていくかは運営と本人次第ということになるかと思います。
せっかくのチャンスだから基礎的なリズムの取り方からやり直してみたらいいと思うけど、それが指原さん本人の将来にとって、大人にとって将来的にプラスになるかどうかは微妙なところなのが私も強く言えないところです。
ただ、指原さん移籍前のHKTが好きで見てきたファンにとっては複雑な心境であることは間違いないでしょう。
★客席の様子
指原さん移籍によってチケットが当たりづらくなっていることはおそらく間違いのないことでしょう。「とにかく1回見てみたい」という方がずいぶん増えてきているのではないかと。
この日の「遠方枠」に関しては80%以上がHKT48劇場初観戦の様子でした。
そして一般枠でもこの日、ステージから「初めての方?」との声かけに15〜20%近くが手を挙げていたように見えたので、前から見ている人にとってはあまり好ましいことではないかもしれません。
ただ、いわゆる「指原効果」でHKT48の知名度は抜群に上がってきているので、それは「善し」とするほかはないでしょう。このままHKTが「仲良し」なままゆっくりゆっくり成長する時間は与えられなかったということです。
初めて劇場に来た人が多かったせいか、声援もまばら、指原ファンもどこにいるのかわからないといった印象でした。劇場の空気はまだ暖まってないし、ひとつの大きなうねりになって響いていくという感じではないです。ただ、それが指原さんが移籍してくる前にどれだけ一体感があったかと言えば、そんなでもないとは思いますけど。
★後半戦
「Innocence」は抜群に良かったです。それだけを切り取ってどうのと言うつもりはなく、ただ単にパフォーマンスとして良かったです。ゆうこすポジなのでゆうこすファンは残念かもしれませんけど。
後半戦の曲を見てて思ったのですが、指原さんの骨が硬い感じがするというか、身体が大人になってしまっているから、SKEの曲は結構厳しいんじゃないかと思ったりもしました。
まあそれは姉妹グループ好きな視点なのであまり気にするようなことではないかもしれないですが、「郷に入れば郷に従え」ということもあって、松井珠理奈さん、渡辺美優紀さんがAKB48に兼任加入したことで違う種類のパフォーマンス技術を身につけていかなければいけないのと同様、指原さんにもそういう観点でHKT色には染まってほしいと個人的には思っています。もし、本気ならば、ね。
アンコール明け1曲目の「ロープの友情」とかも結構良くて、指原莉乃の原点とも言える「愛しのナターシャ」的ななりふり構わないパフォーマンスが少し見えていたので、まだ早計に「フレッシュさが足りない」といった評価を下してはいけないと思っています。
AKBのメドレーや「遠くにいても」も決して悪くはなく、少しずつHKTのメンバーや、HKTのファンとの距離を縮めようとしているところも見えますし、「指原莉乃が移籍したチームH」はこれからいろいろと変わっていかなきゃいけない気がしました。
何度もパフォーマンスしていくうちにある程度の答えを見つけていくしかないでしょう。
★指原効果
Google+を見てもわかるように、HKTのメンバーにとって指原さんは「頼りになるおもしろいお姉さん」なので、メンバーからの信頼は厚いような印象ですよね。いったい何を後輩たちに伝えてくれるのでしょうか。
まず教えてほしいのは、お客さんの一人一人の顔を見ることかなと思います。HKT48劇場は会場が広いのでステージから客席は全部見渡せるのですが、意外と一人一人の顔が見れてないような感じがずっとしていました。
この日、はっきりわかったのは、指原さんはちゃんと客席のファンの顔はしっかり見えてて歌っているということです。これはファンを増やしていくためには基本中の基本なんですけど、それができてない子が多かったので、それができるといいかなと。
そして前から課題となっているMCですね。ぐだぐたになってまとまりのないことが多いし、場の空気もよくつかめないまま半年も過ぎてしまったわけで、それでは新しいファンが増えていかないことも本人たちが積極的に気づくべきだったのだと思います。
指原さんはまだ遠慮はしていますが、場の空気を読んで機転を利かせたコメントを返すのは得意なので、そこの部分は先輩として自信を持ってHKTの個性を伸ばしてほしいなと強く思いました。
あーにゃ(村重杏奈)にはほとほと手を焼いて放置していたHKTのメンバーもさっしー加入によって新しいあーにゃの取り扱い方法を学ぶでしょうし、あーにゃがさらにバラエティ的に目立つことも、いい意味での「計算」も勉強してもらえるのではないかと思います。
★ちひろん、ゆうこす、研究生
「見逃した君たちへ2」のHKT48のパフォーマンスがあまりに良すぎて、もうこれ以上良いパフォーマンスができるのか、劇場でもできるのかというのもポイントのひとつではあるんですけど、同じところにとどまるわけにもいかないですから、TDCホールはさしおいて、劇場での感想を残しておきます。
劇場で見るのは4月以来で、そのときと明らかに変わった部分、とてもいい発見ができた部分は、穴井千尋さん、菅本裕子さん、研究生でしょうか。
穴井千尋さんが美人でかわいく変貌していたのには驚きました。髪型のせいもあるかもしれないですが、この変化はうれしかったです。また新たな武器をひとつ手に入れた感があります。
菅本裕子さんも以前よりもパフォーマンスがはるかに良くなっています。「最年長」の肩書きを奪われた(笑)せいなのかどうかはわからないですが、動きが良くなったし、MCも面白くなって、特に家族ネタの面白さは抜群です。
研究生のパフォーマンスもとても良くなっていてチームHとの差はほとんどなくなってきました。見ていてとても微笑ましいし頼りがいがある感じです。応援したくなります。必ず報われてほしいです。
この日は宮脇咲良さん、谷口愛理さんが休演のため、あおいたんとのウィンブルドンは見られないのはとても残念でした。アンダーに誰がやっていても、あの3人以外ではもう考えられなくなっているほど、ウィンブルドンはひとつの完成型というか頂点になっているので、まだご覧になれていない方はこの3人のウィンブルドン、一度は見てほしいと思います。
しなもん(下野由貴さん)もこの日で復活。復活前と変わらないパフォーマンスを見せてくれました。
やっぱり咲良ちゃんの存在感はただごとではないと思いました。そして、ちょりは安定して良いです。
★セットリスト
Glory days(下野由貴、兒玉遥、村重杏奈)BD:江藤彩也香、松岡菜摘、今田美奈、本村碧唯、仲西彩佳、森保まどか
この胸のバーコード(穴井千尋、菅本裕子、中西智代梨)
ウィンブルドンへ連れて行って(植木南央=黄、村重杏奈=ピンク、本村碧唯=青)
雨のピアニスト(熊沢世莉奈、松岡菜摘、森保まどか)
チョコの行方(菅本裕子、植木南央、古森結衣、中西智代梨)
出演:穴井千尋、植木南央、熊沢世莉奈、兒玉遥、古森結衣、指原莉乃、下野由貴、菅本裕子、中西智代梨、松岡菜摘、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか、今田美奈、江藤彩也香、仲西彩佳、深川舞子
指原さんのポジションは私には正直わからなかったので、メモリストさんの記事にリンクを張りますのでそちらでご確認ください。
【HKT48】 本日の「手をつなぎながら」公演 (2012/07/11)
★夕陽を見ているか
私は2012年6月11日、チームAの千葉県市川市文化会館の「野中美郷、動く。〜47都道府県で会いましょう〜」を見ました。
結果的に指原さんのチームA全国ツアー出演はこれで最後になったと思われます。
で、「夕陽を見ているか」のときに指原さんは泣いてたんですよ。理由がよくわからない。何が起きたんだろう……ってずっと思っていました。
それは週刊誌に報道される3日ほど前のことで、あとからオールナイトニッポンで、リハーサルで何も吐いて悩んでいたのを大家志津香さんには気配を察して声をかけてもらった、と言ってましたが、まだ誰にも打ち明けられずに悩んでいた日だったのですね。
その歌詞の意味をかみしめながら、もうステージに出ることができないかもしれないという気持ちも重なって涙が出てきたのかもしれません。ほかの曲ではそういった気配もそぶりも何もなかったです。
あの曲の歌詞にあるように自分をどうやって肯定して生きていくかを考えていく日々を続けていくしかないでしょう。そして今、公演で歌われている「遠くにいても」でどんな思いで自分と向き合っていくのかというのを確認していく作業を続けていかなければならない。
そしてHKTを最強のグループにすると言うならば、精神年齢を3歳ぐらい引き下げ、もう一度リズムの取り方からパフォーマンスの取り組み方までHKTのやり方に従って組み立て直す努力は必須になってくるのではないかなと思いました。
以前からHKT48を応援してくれていたファンに認めてもらうためにはまだまだ成し遂げなければいけないことがたくさんあるし、時間もそれなりにかかるでしょう。
でもそれを乗り越えなければいけないのなら、どんな努力をしてでも乗り越えていくしかないでしょう。
ファンの気持ちがわかる人だけに心の隅では自分の痛さに後悔をしてもしきれないかもしれないですが、逆にファンの気持ちがわかるだけに、ファンに喜んでもらうことをHKTのメンバーには伝えていってもらいたいです。
どういう風に頑張っていくのかはパフォーマンスで見せてください。
私はステージのパフォーマンスで評価していきたいです。
コメント
コメント一覧 (6)
指原さんが入る前にそれなりの回数入られてましたか?最近の難波よりも客席はヨカッタと思いますが
この点だけが腑に落ちません
詳しいレポートを書いて頂き、本当にありがとうございました。
さっしーが頑張っていることは分かっていますし,でもファンはああしたらいいんじゃないか,こうしたらいいんじゃないかという思いは多い少ないは別にして持っているでしょう.
とは言っても所詮一般人なのでアドバイスもできないですし,する立場にもないのですが.ですから,古参でもあり業界人でもある編集長さんがお話してあげればいいのではないでしょうか.
編集長さんが,あくまで個人の意見です,というならそれでもよくて,その前提をはっきりさせた上で雑誌の対談なんて面白そうなんですけど.是非.
個人的にこのセットリストのメインは「Glory days」だと思っているので、パーフェクトだった「桑原 珠理奈 中西」組の、博多公演と比較すると「みなぎるエネルギーの渦」というのは過大評価だとおもいます(もちろん、はるっぴ、あーにゃは大好きですよ)。
「若々しさとフレッシュさ」とは「未熟さ」との裏返し。さっしーの壮行会でたかみなが「(HKT48の振りは)えげつないねー」とか「元気いっぱい屈伸」といっていたけれど、「郷に入れば郷に従え」というのなら、さっしーの「一見淡白だけれど世界観を作るパフォーマンス」から学ぶ事の方は多いと思います。
私はHKT48が「売れないアイドル」のままでいてほしくないなあ。